べどの日記

落語の記録

見田宗介2

大黒達也『モチベーション脳』

 

内発的モチベーション

過程を評価する

不確実性の揺らぎを利用する

 

などは、見田宗介の思想に通ずるところを感じる。

 

モチベーションには、自律性・有能性・関係性が必要。

 

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見田宗介1

見田宗介Ⅰ:10代から30代前半まで

真木悠介:30代前半から50代半ばまで

見田宗介Ⅱ:50代半ば以降

 

正反合。

真木悠介期にも見田宗介名義の著作はあるが。

 

 

見田宗介と飢え。

ほぼ同世代(1才/2学年上)の立川談志は飢えを強調するが、見田宗介からは終戦後の飢えの話は聞かない?

 

Wikipediaには、『朝日新聞』2016年1月21日号「(人生の贈りもの)わたしの半生 社会学者・見田宗介:4』に、父が投獄され戦後も失業し貧困であったと書いてある、とあるが。

 

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%8B%E7%94%B0%E5%AE%97%E4%BB%8B

 

 

第四回 長講大一番 立川寸志

7月3日の配信をアーカイブ視聴。

 

鰻の幇間

ぼんぼん唄

 

『ぼんぼん唄』は初めて聞いた。

伊勢屋の人ができすぎている感。

サゲは、酔って良い気持ちになった小間物屋の吉兵衛が戻して、それを見たおかみさんが「気が早い。もう小間物屋を開いた」。

 

最近では萬橘師もかけているそう。

聞きたい。

 

道楽亭ネット寄席・被告福田改め快楽亭ブラック毒演会・祝う会

裁判は実質勝訴?

 

大工調べ

キウイ調べ

一発のオマンコ

 

『大工調べ』

普通の古典かと思いきや、啖呵場面で与太郎が下ネタに走る。未亡人のおかみさんにムラムラしてオナニーした。

 

『キウイ調べ』

大工調べの立川キウイ師版。

カメラマンの柴田さんがキウイ師にギャラのカタにカメラを取られたという噺。

こっちの方が啖呵が上手い。

 

『一発のオマンコ』

ススキノの北海亭という地方のソープにて、3人で1人のソープ嬢イブさん。

一発のオマンコ作文はひどい笑

借金を返して3人で3発のオマンコ。

人情エロ噺。

晴れ豆演芸vol.17 柳家喬太郎プレゼンツ『シャクフシハナシⅧ』

喬太郎 子ほめの失敗
奈々福 忠治の山形屋
貞寿 お富与三郎より玄冶店
喬太郎 真景累ヶ淵より宗悦殺し

 

喬太郎師曰く、「『人の家にもらいに行く』特集」。

 

『子ほめ』は、「どう見ても半分/タダ同然」でサゲない。続きとして、もらった歌の話。『竹の子は生まれながらに重ね着て』という、上の句だけをもらった。『育つにつけて裸にぞなる』の下の句をつけてまた失敗。

 

貞寿→喬太郎と、重暗い噺が続くが、これも夏を思わせる趣向か。

喬太郎師の『宗悦殺し』は年に何回か聞く気がするが、いつ聞いても凄みがある。

これと『幇間腹』を聞くと、とても怖くて針を打てない。

どちらも喬太郎師の十八番という。

 

haremame.com

古今亭文菊・落語と四方山話「文菊のへや」第28夜『猫の災難』

猫の災難
四方山話
 噺家が噺で表現したいことが大切。すぐあやふやになってしまう。

 浸透する笑いと瞬間的な笑い。

 人間の弱さと真っ当さを描くのが落語。

 

正直、酔っ払いが傍若無人な噺は苦手。『一人酒盛り』は特に。

『猫の災難』も好きな噺ではないが、文菊師の柔らかさと面白さでもっていかれた。

最後まで手を振る師が印象的だった。

 

代官山オンライン落語夜咄 三遊亭白鳥 無観客高座『桜の夜』

今年3月のSWA公演でネタ下ろしした『桜の夜』。

その公演以来の2回目。

 

SWAのときの創作テーマは『激突』。

自転車に乗っていて縁石(か何か)にぶつかって吹っ飛んだ白鳥師の実話が元。

全体的には、白鳥師の人生を振り返る私小説のような落語になっている。

現代→過去(40数年前の高田)→現代と、時空間を跨ぐダイナミックさは、白鳥落語の醍醐味であり神髄であろう。

また、以前の会でも言っていたが、無観客の暗闇に向かって演じることで集中力が増し、人物や落語に入り込んでいっている。

白鳥師は本当に、無観客時代の申し子だ。

 

後半のトークでも繰り返していたが、昨年から何度か死にかけて(金目鯛の骨が喉にささる・自転車で転んで路上で気を失う)、また50代後半という年齢も合わせて、自分の死や残された時間を強く意識するようになったという白鳥師。

「あと10年」と噺の中でも言っていた。

そんなことがあり、「作品を残す」ことに積極的に取り組んでいる。

後輩に創作したり、Amazonで売り出したり、三三師との両極端の会があったり、雲助師に『鉄砲のお熊』を演じてもらったり、GoProで自分の口座を録画したり、残したり繋げることに力を入れている。

圓朝師が速記本を残したように。

直近では、異世界落語居酒屋シリーズを始めている。

 

落語家にとっての60代は円熟期であるとよく言われるが、白鳥師の60代はどんな60代だろうか。

師である圓丈師も精力的に活動していたが、白鳥師はもしかしたら史上初めて、第一線で創作し続け代表作を生み出し続けていく60代落語家になるのではないか。

技巧のピークではなく創作力のピークとしての60代。

創作力がますます高まり、枯れることを知らない60代の白鳥師を期待したい。

 

晴れたら空に豆まいて