第四回 長講大一番 立川寸志
7月3日の配信をアーカイブ視聴。
鰻の幇間
ぼんぼん唄
『ぼんぼん唄』は初めて聞いた。
伊勢屋の人ができすぎている感。
サゲは、酔って良い気持ちになった小間物屋の吉兵衛が戻して、それを見たおかみさんが「気が早い。もう小間物屋を開いた」。
最近では萬橘師もかけているそう。
聞きたい。
私の在所ではピタリと雨がやみ薄日さえさしています。大変な地域の方、お疲れ様です。どうぞご注意ご継続ください。こんな雨の夜はしっぽりと配信落語を。本日3(土)20時~「立川寸志・長講大一番」。『鰻の幇間』『ぼんぼん唄』の夏の二席です。お申込みはこちら⇒https://t.co/OOilEfO6iN ぜひ。#落語
— 立川寸志【告知&報告+雑談】 (@tatekawasunshi) 2021年7月3日
古今亭文菊・落語と四方山話「文菊のへや」第28夜『猫の災難』
猫の災難
四方山話
噺家が噺で表現したいことが大切。すぐあやふやになってしまう。
浸透する笑いと瞬間的な笑い。
人間の弱さと真っ当さを描くのが落語。
正直、酔っ払いが傍若無人な噺は苦手。『一人酒盛り』は特に。
『猫の災難』も好きな噺ではないが、文菊師の柔らかさと面白さでもっていかれた。
最後まで手を振る師が印象的だった。
今夜は「文菊のへや」第28夜『猫の災難』をご視聴ご支援くださいまして誠にありがとうございました。
— タケノワ座 (@takenowa_jp) 2021年6月29日
アーカイブ視聴は、7月6日(火)24時迄。
同日22時迄、アーカイブ視聴チケットを販売しています。#落語 #古典落語 #古今亭文菊 #文菊のへや #タケノワ座 #猫の災難 #猫 #文菊のへや四方山話 pic.twitter.com/Nl8Ix45Qab
代官山オンライン落語夜咄 三遊亭白鳥 無観客高座『桜の夜』
今年3月のSWA公演でネタ下ろしした『桜の夜』。
その公演以来の2回目。
SWAのときの創作テーマは『激突』。
自転車に乗っていて縁石(か何か)にぶつかって吹っ飛んだ白鳥師の実話が元。
全体的には、白鳥師の人生を振り返る私小説のような落語になっている。
現代→過去(40数年前の高田)→現代と、時空間を跨ぐダイナミックさは、白鳥落語の醍醐味であり神髄であろう。
また、以前の会でも言っていたが、無観客の暗闇に向かって演じることで集中力が増し、人物や落語に入り込んでいっている。
白鳥師は本当に、無観客時代の申し子だ。
後半のトークでも繰り返していたが、昨年から何度か死にかけて(金目鯛の骨が喉にささる・自転車で転んで路上で気を失う)、また50代後半という年齢も合わせて、自分の死や残された時間を強く意識するようになったという白鳥師。
「あと10年」と噺の中でも言っていた。
そんなことがあり、「作品を残す」ことに積極的に取り組んでいる。
後輩に創作したり、Amazonで売り出したり、三三師との両極端の会があったり、雲助師に『鉄砲のお熊』を演じてもらったり、GoProで自分の口座を録画したり、残したり繋げることに力を入れている。
圓朝師が速記本を残したように。
直近では、異世界落語居酒屋シリーズを始めている。
落語家にとっての60代は円熟期であるとよく言われるが、白鳥師の60代はどんな60代だろうか。
師である圓丈師も精力的に活動していたが、白鳥師はもしかしたら史上初めて、第一線で創作し続け代表作を生み出し続けていく60代落語家になるのではないか。
技巧のピークではなく創作力のピークとしての60代。
創作力がますます高まり、枯れることを知らない60代の白鳥師を期待したい。